東京の民間語学学校は数十万円かかることもあり、それが日本語を本気で学ぶ唯一の道だと思いがちです。でも、そうではありません。東京の各地では、区役所や国際交流協会、ボランティア団体が「地域の日本語教室」を開いており、無料または1回数百円ほどで通えます。しかも、最も温かく、根気よく付き合ってくれる学びの場の一つです。このガイドでは、どこにあるのか、そして気負わず第一歩を踏み出す方法を案内します。
地域の日本語教室はどんな場所か
受験のための塾ではありません。多くはお住まいの区の国際交流協会や地域のボランティアが運営し、公民館や公共の会議室で開かれ、住民が暮らしになじむのを助けることを目的としています。だいたい次のようなことが期待できます。
- 費用がとても安い。完全に無料のところも多く、そのほかも少額(多くはテキスト代だけ、または学期ごとのわずかな金額)です。区が運営する講座では、約2,000円のテキスト代以外は無料というものもあります。正確な金額は各教室のページで確認してください。
- あらゆるレベルを歓迎。ひらがながまだ読めない、まったくの初心者も大丈夫です。
- 会話中心でやさしい指導。ボランティアは、郵便局、病院、子どもの学校など、暮らしで本当に必要な日本語に重点を置きます。
- 教室以外の支えも。同じ協会が、外国人住民向けの無料相談窓口や文化イベント、防災講座を開いていることも多いです。
教室は区や市の単位で運営されているため、日程・費用・レベル・申込時期は場所ごとに異なります。別の区の友人から聞いた情報が、あなたの地域には当てはまらないこともあります。行く前に、必ずその教室の公式ページで詳細を確認してください。
近くの教室の探し方
- 1東京日本語教室サイトで探す。「東京日本語教室サイト」では、東京中の教室を区や市から探せ、新しい学習者を募集中かどうかも分かります。まずはここから(下のリンク)。
- 2お住まいの区の国際交流協会を確認する。区名と「日本語教室」または「国際交流協会」で検索しましょう。多くの区——渋谷区や江東区はよい例です——が、レベル・費用・参加方法を載せた独自のページを公開しています。
- 3ボランティア教室の一覧を見る。東京日本語ボランティア・ネットワークが、地域のボランティア教室を区ごとに掲載しています。毎週開かれているものが多く、ひと言連絡すれば参加できます。
- 4東京都多文化共生ポータルを使う。東京都多文化共生ポータル(TIPS)は、外国人住民向けの生活情報や学習資源を多言語でまとめ、教室や相談サービスへもつないでくれます。
- 5気になる教室に連絡して、まず聞いてみる。短いメールか電話��「参加したいのですが、何を持っていけばよいですか」)でたいてい十分です。新規募集は春・夏・秋に多いですが、随時受け入れているボランティア団体もたくさんあります。
ほかにも安く練習する方法
- マンツーマンのボランティア。協会やボランティア団体によっては、一人のボランティアとリラックスして会話練習ができる仕組みがあります。あるかどうか尋ねてみましょう。
- 言語交換。あなたの言語1時間と日本語1時間を交換します。多くの地域団体やカフェが、無料または安価な交換ミートアップを開いています。
- 無料のオンライン講座。NHK WORLD-JAPAN の「やさしい日本語(Easy Japanese)」は、多言語のスクリプトや音声のダウンロード付きで、無料の初級レッスンを提供しています。自分のペースで学べる、お金のかからないよい方法です。
- アプリと「やさしい日本語」ニュース。かなや語彙を学べる無料・安価なアプリや、やさしい日本語のニュースを使えば、週1回の教室と合わせて毎日少しずつの練習が無理なく続けられます。
小さく始めましょう。週1回の教室、またはアプリで1日15分でも、十分に弾みがつきます。地域の教室は緊張した初参加者に慣れています。中に入る前に「準備」や「できるようになる」必要はありません。
- 地域の教室に参加するには、日本語が上手でないとダメですか。
- いいえ。これらの教室はまさに初心者向けに作られており、ほとんど日本語を知らない状態で来る人も多くいます。ボランティアはゼロから始めることに慣れています。
- 本当に無料ですか。
- 多くは無料です。そのほかも少額か、テキスト代だけです。費用は教室ごとに違うので、思い込まず、その教室の公式ページで確認してください。別の区の友人から聞いた金額をそのまま当てはめないようにしましょう。
- 中心部の区に住んでいません。私向けの教室はありますか。
- あります。東京日本語教室サイトやボランティア一覧は、23区に加えて東京の市・町・村、さらにオンライン教室までカバーしています。お住まいの自治体名で検索すれば、最寄りの選択肢が見つかります。
- 地域の教室は、公的な手続きやビザを手伝ってくれますか。
- 地域の教室が教えるのは言語であり、入管や法律の手続きではありません。在留カード、ビザの質問、税金など公的なことは、担当の役所、大使館、または有資格の専門家にお問い合わせください。お住まいの区の外国人相談窓口が、適切な窓口を案内してくれます。
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