東京の薬局と市販薬(OTC)のきほん
はじめての方向けの案内:日本の薬局のしくみ——日用品とOTC薬を扱うドラッグストア、処方箋で薬を出す調剤薬局、お薬手帳、そして薬を持ち込む前に知っておきたいこと。
慣れない国で薬が必要になるのは不安なものです。棚も表示もしくみも、最初は分かりにくく感じます。けれど、お店の2つのタイプといくつかのキーワードさえつかめば、日本の薬局のしくみはとても整理されています。この記事はあくまで案内であって、医療上のアドバイスではありません。症状や何を飲めばよいかについては、必ず薬剤師か医師にたずねてください。
薬局には2つのタイプがあります
- ドラッグストア:市販薬(OTC医薬品)に加え、洗面用品・化粧品・お菓子などの日用品も扱う総合的なお店です。一般的な市販薬は処方箋なしで買えます。薬の区分によっては、薬剤師や登録販売者が対応します。
- 調剤薬局(ちょうざいやっきょく):医師の処方箋にもとづいて薬を用意する場所です。クリニックや病院のすぐ近くにあることが多く、「処方箋受付」と表示されています。市販薬を一部置いている店も多いですが、主な役割は処方薬の調剤です。
- 日本の市販薬は区分ごとに分かれており、区分によっては購入前に薬剤師からの情報提供が必要なため、カウンターで一言二言たずねられることがあります。
処方箋で薬を受け取る流れ
- 1まずクリニックや病院で医師の診察を受けます。薬が必要なら、紙の処方箋(しょほうせん)が発行されます。
- 2その処方箋を調剤薬局に持って行きます。多くはクリニックのすぐ外にあります。
- 3処方箋・健康保険証、お薬手帳があれば一緒に出します。薬剤師が薬を用意し、飲み方を説明してくれます。
- 4支払って薬を受け取ります。日本の健康保険があれば、ふつうは費用の一部を自己負担します。割合は保険によって異なります。
お薬手帳について
お薬手帳は、これまで処方された薬を記録しておく小さな手帳です(アプリ版もあります)。薬局では受け取りのたびにシールを貼ってもらえます。今どんな薬を飲んでいるかをどの薬剤師・医師にも伝えられ、危険な飲み合わせを避けるのに役立ちます。緊急時や、かかりつけを変えるときにとくに大切です。調剤薬局で無料でもらえるので、毎回持参しましょう。
- 健康保険証は毎回持参を。お薬手帳があれば一緒に持って行きましょう。
- 日本語が話せなくても大丈夫です。症状を指さす、翻訳アプリを使う、または薬剤師にたずねましょう。薬剤師は助言ができます。
- より安いジェネリック(後発医薬品)をすすめられることがあります。希望するかしないかを選べます。
- 薬局の営業時間はクリニックより短いこともあります。処方箋の有効期間も短いので、受け取りを後回しにしないようにしましょう。
- 薬は元の包装のまま保管しましょう。とくに国境を越えて持ち運ぶものは注意してください。
- 母国でいつも使っている薬を、ここのドラッグストアでそのまま買えますか?
- いつもとは限りません。有効成分によっては日本で規制されていたり、扱っていないことがあり、同名の製品でも中身が違うことがあります。元の包装や成分名を薬剤師に見せて、何が買えるかたずねてください。処方薬については、薬剤師が医師の代わりにはなれません。
- 外国語の処方箋でも、薬局で調剤してもらえますか?
- 日本の調剤薬局は、日本国内の医師が発行した処方箋を扱います。海外の処方箋は通常そのままでは調剤できず、日本で受診が必要になります。自分用の薬を持ち込む場合は、下記の輸入ルールを確認してください。
- 手続きなしで、どれくらいの量の薬を持ち込めますか?
- 薬の種類や量によって異なり、ルールも変わるため、個別のケースの数値はお伝えできません。渡航前に下記の厚生労働省の輸入確認サイトと税関のページを確認するか、記載の問い合わせ先に連絡してください。
- 外国人旅行者・在住者向け 東京都医療情報サイト(東京都・多言語) (新しいタブで開く)
- 薬を日本に持ち込む:医薬品医療機器等法について(日本税関・英語) (新しいタブで開く)
- 輸入確認(Yunyu Kakunin-sho/薬監証明)の申請・マニュアル(厚生労働省) (新しいタブで開く)
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情報提供であり、助言ではありません
本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、法律・行政・税務などの個別の専門的助言ではなく、代行サービスでもありません。制度や手続きは変更されることがあります。必ず公式の窓口・ウェブサイトの最新情報をご確認ください。個別の状況については、有資格の専門家にご相談いただくか、担当の役所に直接お問い合わせください。
本記事は一般的な情報であり、医療上の助言ではなく、医師や薬剤師に代わるものではありません。緊急時は119に電話してください。
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