東京の花粉症シーズンを乗り切る(花粉症)
毎年春になると、東京ではスギ・ヒノキの花粉で、市民のおよそ半数がくしゃみ・目のかゆみ・鼻づまりに悩まされます。花粉症とは何か、いつがピークか、そして毎日のちょっとした工夫で楽になるコツを紹介します。
東京で春になると急にくしゃみが止まらず、目がかゆく、鼻水が出続ける——もしそうなら、あなただけではありませんし、たぶん風邪でもありません。これが、日本でおなじみの「花粉症」です。とても多く、東京では住民のおよそ半数が悩まされていて、母国でアレルギーが無かった人でも、来日後に初めて発症することがよくあります。良い知らせは、特効薬こそ無いものの、いくつかの簡単な習慣で本当に楽になるということです。
花粉症とは何か、いつ来るのか
花粉症は花粉に対するアレルギーです。東京とその周辺で主な原因になるのは、戦後に周囲の山々へ大量に植えられたスギ(杉)とヒノキ(檜)です。シーズンはおおむね2月から5月上旬まで続き、スギ花粉は3月ごろに最も多く、その後ヒノキ花粉に切り替わって4月ごろにピークを迎えます。暖かく乾いて風のある日は飛散量が多くなりがちで、雨の翌日に急に増えることもよくあります。よくある症状は、くしゃみ、鼻水や鼻づまり、そして目のかゆみや涙です。
花粉予報をチェックする
出かける前に、その日の花粉の多さを知っておくと役立ちます。気象庁は花粉予報がどのように作られているか、その背景にある気象データを説明していますし、東京都はアレルギー情報のサイトを運営し、都内で実測した花粉数を公開しています。春は天気アプリやテレビの予報でも、地域ごとの当日の花粉レベルが表示されることが多いです。これを使って計画しましょう。花粉が多い日は窓を閉めておき、用事はできれば雨上がりにまわす、といった具合です。
毎日できる対策
- 外ではしっかり顔に合うマスクを。東京都の保健の案内でも、ぴったり合っていれば、ふつうのマスクでも吸い込む花粉をかなり減らせるとされています。
- 花粉の多い日は、目を守るために花粉用や顔を覆うタイプのメガネも足しましょう。
- 帰宅したら花粉を玄関でシャットアウト。上着の花粉を払い、手洗い・洗顔をして、髪も流し、うがいや鼻のすすぎもしましょう。
- 上着は、花粉が付きやすい毛羽立ったウールより、表面のなめらかな素材(綿やポリエステル)を選ぶと安心です。
- 花粉の多い日は窓をできるだけ閉め、開けるときはレースのカーテンを。室内では空気清浄機も役立ちます。
- ピークの時期は、洗濯物や布団を外に干して花粉を付けないよう、室内干しにしましょう。
ドラッグストアと医療機関での対処
春になると、日本のドラッグストアには市販の花粉症対策の商品がいろいろ並びます。多くの店には薬剤師がいて、症状を聞いて合いそうなものを案内してくれます。「花粉症」のためだと伝えて、遠慮なく相談しましょう。症状が重い、何週間も続く、市販のもので抑えられない——そんなときは医療機関へ。耳鼻科・耳鼻咽喉科やアレルギーの専門外来で診てもらい、より強い、あるいは長期的な選択肢を相談できます。国や東京都の案内でも、つらくなってからではなく、本格的に飛び始める前に準備しておくことがすすめられています。知っておくとよいのは、医療機関——特に耳鼻科——を受診して公的医療保険で薬を処方してもらうほうが、ドラッグストアで市販品を買うより安く済むこともある、という点です。市販薬だけに頼らず、専門家に診てもらうのも一つの手です。
- 今までアレルギーは無かったのに、日本で花粉症になることはありますか?
- あります。スギやヒノキの花粉に何シーズンも触れるうちに、初めて反応が出る人は多いです。アレルギーは繰り返しの曝露で蓄積するためで、来日後に大人になってから発症するのはよくあることです。
- いちばんつらいのはいつ?
- 東京ではおおよそ、スギが3月、ヒノキが4月ごろで、全体のシーズンは2月から5月上旬ほどです。暖かく乾いて風のある日が、たいてい最も多くなります。
- 受診には日本の保険証が必要ですか?
- クリニックでは基本的に健康保険証があると安心です。ドラッグストアでの購入に保険証は不要で、選んで買うだけ。その場で薬剤師に相談することもできます。
情報提供であり、助言ではありません
本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、法律・行政・税務などの個別の専門的助言ではなく、代行サービスでもありません。制度や手続きは変更されることがあります。必ず公式の窓口・ウェブサイトの最新情報をご確認ください。個別の状況については、有資格の専門家にご相談いただくか、担当の役所に直接お問い合わせください。
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