病院で使う日本語:診察・症状・薬局のフレーズカード(やさしい日本語)
受付・症状の伝え方・体の部位・「何日前から」・アレルギー・薬局まで、場面ごとのフレーズを日本語+読み+意味で整理。外国人の友人を病院に案内するときの早見表にも。
7分で読めます公式情報と照合: 2026-06-16
日本の病院で外国人がいちばん困るのは、病気そのものより「どう切り出せばいいか分からない」ことです。このページは、よく使う一言を場面別の「フレーズカード」にまとめました。受付・症状を伝える・体の部位を指す・「何日前から」・アレルギー・薬局での受け取りまで、日本語+読み+意味をそのまま声に出して使えます。外国人の家族や友人を病院に案内するときの早見表としても使えます。
本記事は一般的な生活情報であり、医療上の助言ではありません。症状の判断・服薬・治療は必ず医師の指示に従ってください。緊急時(激しい胸の痛み、呼吸困難、意識がない、大量出血など)はすぐに119番で救急車を呼んでください。つながったらまず「救急です(きゅうきゅうです)」と伝え、続けて住所を伝えます。
まず覚えたい3フレーズ
- 救急車を呼んでください。(きゅうきゅうしゃを よんでください)— Please call an ambulance.
- 日本語が話せません。(にほんごが はなせません)— I can't speak Japanese.
- 英語が話せる人はいますか?(えいごが はなせるひとは いますか)— Is there anyone who speaks English?
場面1:受付(うけつけ)
入ったらまず「受付(うけつけ)」へ。初めて行くクリニックは予約なしでも受診できることが多いです。次のフレーズを受付で伝えます。
- 1予約していません。(よやくして いません)— I don't have an appointment.
- 2初めてです。(はじめてです)— It's my first visit.
- 3保険証です。(ほけんしょうです)— Here's my insurance card.(健康保険を登録したマイナンバーカード=「マイナ保険証」を出すときは『マイナ保険証です』でもOK)
- 4診察をお願いします。(しんさつを おねがいします)— I'd like to see the doctor.
- 5問診票はありますか?(もんしんひょうは ありますか)— Do you have a medical questionnaire form?
外国語の「問診票(もんしんひょう)」を用意しているクリニックも多くあります。かながわ国際交流財団の『多言語医療問診票』は診療科ごとに20以上の言語があり、事前にダウンロード・印刷して記入して持参できます(下の公式リンク参照)。
場面2:症状を伝える(しょうじょう)
医師は「どうしましたか?」とよく聞きます。万能の型は『〇〇が痛いです(〇〇が いたいです)』。体の部位を当てはめるだけです。
- 熱があります。(ねつが あります)— I have a fever.(体温を足す:38度です/さんじゅうはちどです)
- 咳が出ます。(せきが でます)— I have a cough.
- 鼻水が出ます。(はなみずが でます)— I have a runny nose.
- 喉が痛いです。(のどが いたいです)— My throat hurts.
- 頭が痛いです。(あたまが いたいです)— I have a headache.
- お腹が痛いです。(おなかが いたいです)— My stomach hurts.
- 気持ちが悪いです。(きもちが わるいです)— I feel nauseous.
- 吐きました。(はきました)— I threw up.
- 下痢をしています。(げりを しています)— I have diarrhoea.
- めまいがします。(めまいが します)— I feel dizzy.
- だるいです。— I feel run-down.
痛み方の擬態語も役立ちます:ズキズキ(throbbing)、チクチク(prickling)、ヒリヒリ(burning)。例:『ここがズキズキ痛いです』。
場面3:体の部位を指す(からだのぶい)
言葉に詰まったら指さして『ここが痛いです(ここが いたいです)』。よく使う部位:
- 頭(あたま)— head
- 目(め)— eye ・ 耳(みみ)— ear ・ 鼻(はな)— nose
- 喉(のど)— throat ・ 歯(は)— tooth
- 首(くび)— neck ・ 肩(かた)— shoulder
- 胸(むね)— chest ・ 背中(せなか)— back
- お腹(おなか)— stomach ・ 腰(こし)— lower back
- 腕(うで)— arm ・ 手(て)— hand ・ 指(ゆび)— finger
- 足(あし)— leg/foot ・ 膝(ひざ)— knee
場面4:「何日前から」を伝える(期間)
医師は「いつからですか?」と続けて聞くことが多いです。『〜から』や『〜日前から(〜にちまえから)』で答えます。
- 昨日からです。(きのうからです)— Since yesterday.
- 3日前からです。(みっかまえからです)— Since three days ago.
- 1週間くらいです。(いっしゅうかんくらいです)— About a week.
- だんだん悪くなっています。(だんだん わるく なっています)— It's getting worse.
- 今は少し良くなりました。(いまは すこし よく なりました)— It's a bit better now.
場面5:アレルギー・既往歴(アレルギー)
アレルギー情報は服薬の安全に関わるため、はっきり伝えてください。薬のアレルギーがある場合は受診時にも薬局でも申し出を。薬の名前は紙やスマホに書いて見せると確実です。
- 薬のアレルギーがあります。(くすりの あれるぎーが あります)— I have a drug allergy.
- ペニシリンにアレルギーがあります。(ぺにしりんに あれるぎーが あります)— I'm allergic to penicillin.
- 食物アレルギーがあります。(しょくもつ あれるぎーが あります)— I have a food allergy.
- 妊娠しています。(にんしんしています)— I'm pregnant.
- 今、飲んでいる薬があります。(いま、のんでいる くすりが あります)— I'm currently taking medication.
- 持病があります。(じびょうが あります)— I have a chronic condition.
場面6:薬局で受け取る(やっきょく)
受診後、医師が「処方箋(しょほうせん)」を出します。それを「薬局(やっきょく)」に持って行き、薬を受け取ります。よく使う言葉:
- 1処方箋をお願いします。(しょほうせんを おねがいします)— (処方箋を渡して)I'd like to fill this.
- 2この薬はいつ飲みますか?(このくすりは いつ のみますか)— When do I take this?
- 3食後ですか、食前ですか?(しょくごですか、しょくぜんですか)— After or before meals?(食後/食前/食間)
- 41日に何回飲みますか?(いちにちに なんかい のみますか)— How many times a day?
- 5眠くなりますか?(ねむく なりますか)— Will it make me drowsy?
- 6市販薬はありますか?(しはんやくは ありますか)— Do you have an over-the-counter option?
ヒント:初めての薬局では「お薬手帳(おくすりてちょう)」を作ります。これまで飲んだ薬の記録になり、次回以降の受診・薬局に持参すると、重複や飲み合わせの問題を避けやすくなります。
口から自然に出るまで反復する
医療の会話はほぼ決まり文句です。コツは「聞いて反応する・その場で言える」こと。こうした頻出フレーズは、聞いて話すタイプの日本語アプリで通勤中や待ち時間にくり返すのが効果的です。「どうしましたか/いつからですか/食後に飲んでください」を耳で慣らしておけば本番で慌てません。当サイトで紹介している Nihongo Ride は、まさに聞きながら日本語会話を練習するアプリで、この「病院・薬局」のセットの練習に向いています。
受診には保険証が必要?国民健康保険を確認
公式・参考リンク
- 日本語がまったく話せなくても受診できますか?
- できます。英語など各言語の『多言語医療問診票』を事前に印刷して記入し持参できます(上のリンク)。大きな病院や一部のクリニックでは医療通訳・電話通訳の対応もあります。受付では『日本語が話せません』と先に伝えると、対応してもらいやすくなります。
- 救急車を呼ぶか迷ったときは?
- 生命に関わる症状(激しい胸の痛み、呼吸困難、意識がない、大量出血など)はすぐ119番を。迷うときは、実施地域では『#7119』に電話し、看護師等に相談して救急車要請の要否を判断してもらえます(時間帯・対応地域は地域により異なります。公式リンク参照)。
- 「保険証」と「マイナ保険証」の違いは?
- どちらも受診時に公的医療保険の加入を示すものです。従来は紙やカードの健康保険証。現在は健康保険をマイナンバーカードに登録した『マイナ保険証』を、クリニックや薬局のカードリーダーで読み取る方式が増えています。どちらを出すか、受付で伝えれば大丈夫です。
- 一人での通院が不安です。付き添ってもらえますか?
- TokyoHelp で「付き添い(accompaniment)」の依頼を投稿すると、近所の住民が無料でクリニックまで付き添い、その場で口頭の通訳を手伝えます。住民は意思疎通の手助けをするだけで、医療上の判断は行いません。診断・服薬は必ず医師に従ってください。
一人で病院に行くのがつらいときは、無理をしないでください。TokyoHelp で「付き添い」を投稿すれば、日本語が話せる近所の住民が無料でクリニックまで付き添い、その場で通訳を手伝います。あなたは体を治すことに集中してください。
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