東京で車を持つ・運転する:まず知っておきたいこと
すでに免許をお持ちの外国人向けのやさしいガイド。そもそも東京で車は必要か、そして必要なら車庫証明・保険・車検・通行料と駐車のコスト、安く済む軽自動車について。
すでに免許をお持ちの外国人向けのやさしいガイド。そもそも東京で車は必要か、そして必要なら車庫証明・保険・車検・通行料と駐車のコスト、安く済む軽自動車について。
すでに日本の免許をお持ちの方(または外国の免許を切り替えた方)は、東京で車を持つべきか迷っているかもしれません。正直に言うと、都心の区に住む多くの人にとっては、車はおそらく必要ありません。東京は電車・地下鉄・バスでほぼどこへでも行け、駐車場は高くて見つけにくく、車が何週間も使われずに止まっていることもあります。とはいえ、小さなお子さんがいる、郊外に住んでいる、週末によく出かける、あるいは単に運転が好き、という方には車はとても便利です。このガイドでは、車を持つと実際に何が必要になるのかを、驚かずに済むようにご案内します。
何かを買う前に、毎月の本当のコストを足し合わせてみましょう。駐車場(郊外の区で月1万5千円ほどから、都心では5万円以上になることも)、保険、ガソリン代、通行料、各種税金、そして定期的な車検を月割りにした分。多くの新生活者は、週末の外出に時々カーシェアやレンタカーを使うほうが、所有よりずっと安いと気づきます。普段は市内で過ごすことが多いなら、まずは数か月、車なしで暮らしてみるのがおすすめです。
購入先はディーラー(新車・中古)、中古車量販店、オンラインのサービスなどがあります。新車は車検が新しく、メーカー保証も付きますが価格は高め。中古車は安く、日本は車検文化が厳しいため状態の良い車も多くあります。どちらを選んでも、登録手続きは通常ディーラーが手数料で行ってくれますが、一つだけ自分で先に用意することがあります。車を止める場所があると証明することです。
東京でほとんどの普通車を登録するには、専用の駐車スペースがあることを示す「車庫証明」を取得しなければなりません。車を保管する場所を管轄する警察署に申請し、そのスペースが自分のもの(自有または賃貸)で、自宅から十分に近いことを示します。これは公式の手続きですので、手順を逐一たどるのではなく情報源をご案内します。下記の警視庁のページをご覧になり、不明点はディーラーや警察にお尋ねください。
日本ではすべての車が「自賠責保険」(強制の自動車損害賠償責任保険)に加入しなければなりません。これは法律で義務付けられており、他人のけがや死亡のみを一定の限度額まで補償します。車の損害や物損、自分自身のけがは対象外です。限度額が低いため、ほとんどの人はそれ以外を補う「任意保険」(自分の車の事故、物への損害、より高い賠償限度)にも加入します。さらにJAFのロードサービス会員になる人も多くいます。任意保険は「あれば良い」ではなく「必須」と考えてください。
日本の車は「車検」と呼ばれる定期的な安全検査に合格しなければなりません。自家用乗用車の場合、新車として初めて登録してから3年後に最初の車検、その後は2年ごとです。検査手数料・自賠責保険・自動車重量税・必要な整備が一括になるため、特に古い車では総額が数十万円に達することもあります。あらかじめ予算を確保し、決して切らさないでください。車検切れの車を運転するのは違法です。
東京の高速道路は有料です。ほとんどの人はETC車載器とETCカードを取り付け、料金所を通過する際に電子的に支払います。現金レーンより速く、時間帯による割引の対象にもなります。日常では、ガソリン代、毎月の駐車場、外出時のコインパーキングも見込んでおきましょう。最新の料金ルールや割引は、下記の高速道路会社の公式ETCページでご確認ください。
車は欲しいけれど維持費は抑えたいという方は、「軽自動車」を検討してみてください。排気量660cc以下、黄色いナンバープレートの小型車です。購入も維持も安く、毎年の軽自動車税は普通車よりかなり低く(自家用の標準的な軽でおおむね1万800円ほど、普通車は数万円)、保険や重量税も安く、小さくて安い駐車スペースにも収まります。もちろん保険と車検は必要です。狭い東京の道や小さな駐車スペースには、軽自動車が賢い選択になることが多いです。