障害や配慮が必要な方の東京での移動:バリアフリー・ガイド
東京は最初の印象より、ずっと移動しやすい街です。バリアフリー駅の使い方、駅員への乗車サポートの頼み方、多目的トイレの探し方、無料のヘルプマークの受け取り方、バリアフリー経路の調べ方をまとめました。
東京は最初の印象より、ずっと移動しやすい街です。バリアフリー駅の使い方、駅員への乗車サポートの頼み方、多目的トイレの探し方、無料のヘルプマークの受け取り方、バリアフリー経路の調べ方をまとめました。
障害や歩行のしづらさ、慢性的な病気、その他の配慮が必要な状態で東京に暮らしていると、最初はこの街を不安に感じるかもしれません。でも、安心してください。東京は、世界でも有数の移動しやすい交通・公共システムを静かに築いてきました。ほぼすべての地下鉄駅にエレベーターがあり、駅員はスロープを使った乗降のお手伝いができるよう訓練されています。さらに、外からは分かりにくい事情を周囲に伝えるための無料の「ヘルプマーク」もあります。この記事では、より安心して移動できるよう、実用的な基本をご案内します。
都営地下鉄をはじめとする東京都営の路線では、すべての駅にエレベーターが設置され、地上・改札階・ホーム階の間に少なくとも一つの段差のない経路が確保されています。改札の各列にも、車いすに対応した幅の広い改札口が一つ以上あります。ホームと電車の間にすき間があっても、ひとりで何とかする必要はありません。携帯用のスロープが各駅に用意されており、改札や駅務室で駅員に声をかければお手伝いを頼めます。お願いすると、駅員がスロープを用意し、到着する駅にも連絡して、向こうでもスロープが準備されるよう手配してくれます。
「多目的トイレ」または「だれでもトイレ」を探してみてください。駅・公園・デパート・公共施設などにある、広くて段差のないトイレです。車いすの方、高齢の方、オストメイトの方、赤ちゃん連れの方など、できるだけ多くの人が使えるよう設計されています。中には、押しやすいボタン付きの自動ドア、手すり、オストメイト用の汚物流し、ベビーチェアやおむつ替えシート、折りたたみ式の介助用ベッドなどがあることもあります。これらのトイレは、一般の個室を使うのが難しい方のためのものなので、本当に必要な人のために空けておき、使い終わったら設備を元に戻すのがマナーです。
「ヘルプマーク」は、東京都が作成した赤い小さなタグで、外見からは分かりにくい状態であっても、席を必要としていることや、少し時間がかかること、援助が必要なことを周囲に伝えるためのものです。義足や人工関節を使っている方、内部障害や難病の方、精神的な不調を抱える方、妊娠初期の方など、さまざまな事情のある方が対象です。かばんなどに付けておくことで、周りの人が手を��し伸べやすくなります。無料で、お一人につき一つ配布され、障害者手帳や書類は必要ありません。窓口で口頭で申し出るだけで受け取れます。